1ctあたりの価格が同じエメラルド・どちらが好みですか?

   さて、話は少しずれました。

 そんなプロのバイヤーでも、人によって同じ石への
 評価が最大で10%~15%違うと一般的に言われ
 ております。

   ・・・・・・その差は何か?


   ・・・・・・
「好み」の違いなのです。




そして、特に三大宝石(エメラルド・ルビー・サファイヤ)など、1キャラットあたりの価格が同じでも、テリか!(透明
感があり輝きがある)、
色か!(透明感よりも色が強調している)の違いがあります。


上記の写真のエメラルドですが、1キャラットあたりの価格が同じ物です。

もちろん、上の写真の中にも私の好みがあります。



 さくらと宝石 同じ自然が生んだ素敵な色

「さくら、アクアマリン・インペリアルトパーズ・エメラルド
スフェーン・パライバ・パライバウォーターメロン
マンダリンガーネット・モルガナイト・ルチルキャッツ・ルベライト」

         色石の個性

皆様が色石を選ぶ時、どれにしたら良いかわからないと言う事を良く耳
にします。

ダイヤモンドは、宝石鑑別機関が作成する鑑定書にも表記されておりま
すように、細かく品質を分類し、そのランクによって価格が違います。

なぜ、参考価格があるのかと言いますと、よく日本のCMにも出てくる
デビアス社が価格統制をしているからです。(*下記参照)


 *ダイヤモンドの多くは、南アフリカ共和国のデビアス社が価格
  をコントロールしています。
  ダイヤモンドは、世界中の鉱山をフル稼働させると、産出量は
  簡単に倍増する事がわかっております。
  よって、生産や在庫の調整をしなければ、市場への供給過剰と
  なり、競争原理が働き、価格が下がってしまうからです(絶対
  量があるからです)。



  一方、色石の場合、宝石鑑別機関はランク分けの表記はしません。

  「しません」というより、ダイヤモンドのようにランク分けする個々の基準が無いため、細かく「分類」出来ないからです。
  しかし、当然色石にもランクがあり、その品質によって価格は違います。


  皆様が、お持ちの宝石は、世界の宝石産地に専門の日本人バイヤーが飛んで買付けした物がほとんどだと思います。(もちろ
  ん外国人もいます)

  私は、南米専門のバイヤーで、この地域の事しか確信を持っていえませんが、日本人バイヤーの宝石を見る目は、本当に優秀
  だと思っております。


  経済大国「日本」、成熟したマーケットと激しい競争に、バイヤーが鍛えられているからでしょう・・・
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しかし、一般のお客様は、現地で数多くの宝石を見ているバイヤーのよう
に、評価(値踏み)する事は難しいと思います。


色石を購入する時に大切な事は、
「好きか、嫌いか、魅力を感じるか?」
ではないでしょうか?


高いお金をだせば綺麗な宝石は買えます。


しかし、それはあくまでも理想!


もっと大切な事は、「例え安くても、高くても」、
その石の良いところや
個性、魅力
を見つけてあげる事が一番大切だと私は思います。


色石は、お客様の好みにあわせて探せば、必ずお気に入りの商品が見つか
るはずです。


是非、ダイヤモンドとは違う、色石の個性を楽しんで下さい。



 道路に生えた雑草 綺麗な花に魅力を感じます